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2017年09月13日

ヘアケア

なぜ女性の髪の量は妊娠中から産後にかけて減るの?

妊娠中の女性は髪の量が保たれ産後に減るのはホルモンの影響です


妊娠中は比較的女性の髪の量は保たれますが、出産を終えると抜け毛が増えて髪の量が減ってしまうことが多くなりがちです。

これは出産を境に女性ホルモンのバランスが大きく崩れ、その影響が出てしまうためです。

産後の髪の量を回復させるには、体の回復をしっかりすることがポイントです。

体をよく休めながら、女性ホルモンの安定をサポートするといわれるイソフラボンをとっていくとより良い効果が期待できるでしょう。

出産することで体内の働きが大きく変化します

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、妊娠中はどちらの女性ホルモンも分泌量が妊娠前より増加します。

しかし出産を終えると、この2つの女性ホルモンの分泌量は急激に減少し、通常の分泌量より少なくなってしまいます。

女性ホルモンの中でも髪の毛の成長を促す働きを持つエストロゲンの量が大きく減少することで、髪が育ちにくくなります。

プロゲステロンも髪の毛を維持する働きがあることから、大きく減少すると抜け毛が増えやすくなって髪の量が減ってしまうようになるのです。

ですが、出産が終わるとすぐ抜け毛が始まるのかと言われれば、そうではありません。

大体産後3ヶ月頃から、ごっそりと毛が抜けるという場合が多いそうです。

これはホルモンバランスの乱れだけでなく、産後すぐに始まる新生児の育児による疲労とストレスも関係していると言われています。

ストレスは疲労回復やホルモンバランスにも影響を与えるので、できるだけリラックスして過ごせる時間を見つけるようにすることが大切です。

休養と栄養をよくとって体の回復に努めましょう


出産を終えればそれで妊娠自体は終了しますが、妊娠前の体にすぐ戻るわけではありません。

体は時間をかけてゆっくりと変化していくものです。

出産によって大きなダメージを受けた体は同じように時間をかけて、ゆっくりと回復させることが大切です。

そして産後には、育児があり、体の回復のみに専念することが非常に難しくなります。

数時間おきの授乳やおむつ替えは深夜にも必要なので、睡眠不足になることも少なくありません。

産後1ヶ月ほどは少しでも横になれる時間をとれるよう心がけましょう。

自分の体を労りながら過ごすことが体の回復につながり、髪の量の回復にもつながるでしょう。

そして産後は赤ちゃんへの授乳もあることから、一層栄養バランスの良い食事をしっかりと取ることが必要です。

授乳をすることは献血にも近いと言われるため、授乳を頻繁に行っている間は特に体を休めて栄養をしっかりととるようにしましょう。

イソフラボンを上手に摂取して髪の健康に役立てましょう

産後の抜け毛が気になり始めたら、日頃の食事の中で積極的にイソフラボンをとってみましょう。

女性ホルモンに似た働きをすると言われるイソフラボンを普段の食事に加えることで、不安定になった女性ホルモンのバランスを補うことができるといわれています。

イソフラボンは大豆製品に多く含まれており、中でも納豆や大豆飲料はおすすめです。

さらに大豆製品には、授乳中に積極的にとりたいカルシウムも多く含まれているため、特におすすめな食品だとも言えます。

また、イソフラボンをしっかりとりたいと思う時に、サプリメントを利用するというもひとつの方法です。

自然素材で作られた製品を選び、授乳中に使用が可能かをよく確認したうえで用いましょう。

ただし、サプリメントのなかには授乳中に飲むことを避けるようにすすめられている製品もあることから、赤ちゃんへの影響も考えて確認をしっかり行っておくことが大事です。

さらに、食事だけでなくヘアケアでも、洗浄力の強すぎない優しい成分でできたシャンプーなどの使用を心がけましょう。

直接髪に使うものを変えることで内側からも外側からも女性の髪のことを考えたケアができるでしょう。

(まとめ)なぜ女性の髪の量は妊娠中から産後にかけて減るの?

1.妊娠中の女性は髪の量が保たれ産後に減るのはホルモンの影響です

妊娠中はそれほど変化のなかった女性の髪の量も、出産を迎えると女性ホルモンのバランスが大きく変化します。

その影響を受けて抜け毛が増え、髪のボリュームが落ちますが、体の回復とともに髪の量も元に戻っていくことが期待されます。

2.出産することで体内の働きが大きく変化します

女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、妊娠中はそれらの分泌量が多くなります。

しかし、産後に大きく減少するため、髪の量にも影響が出やすくなるのです。

また、育児によるストレスも関係しているとされています。

3.休養と栄養をよくとって体の回復に努めましょう

妊娠前の体にまで回復するには時間がかかります。

また、赤ちゃんのお世話もあるため、なかなか回復に専念することはできません。

ですが、こまめに休みしっかり栄養をとることで抜け毛の増えた髪の量も元に戻っていくことができるでしょう。

4.イソフラボンを上手に摂取して髪の健康に役立てましょう

イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすると言われることから、食事の中で積極的にとることが、産後の女性の髪の量を回復したい時に役立ちます。

大豆製品には多くイソフラボンが含まれているため、積極的にとりましょう。

サンプライズ

コラム編集部

美ルート公式コラム編集部による記事です。

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