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2022年02月10日

エイジングケア

老いなき世界を手に入れよう!

老化はそのものが病気!?

今回は、アンチエイジングの世界で今話題の書籍『LIFE SPAN 老いなき世界』をご紹介しましょう。

本書はハーバート大学のデビット・A・シンクレア教授の書で、世界20か国で刊行されています。シンクレア教授は、老化の原因と若返りの方法に関する研究で大きな成果を上げ、2014年の米タイム誌による「世界で最も影響力のある100人」の1人に選出されています。

教授らは1990年代の後半、マサチューセッツ工科大学のレニー・ガレンティの研究室で老化の原因を発見しました。さらに長寿遺伝子(サーチュイン)から長寿へと至る道筋も発見しています。

教授は「老化そのものが病気」といいます。例えば、喫煙によってガンを発症するリスクは5倍になるといわれますが、 「年を取る」ということによってガンを発症するリスクは、その何十倍、何百倍にもなるといいます。心臓病、糖尿病もしかり、また認知症についても同様です。

まずは老化は病気、しかも最もありふれた病気だと捉え、今ある老化に終止符を打つために積極的に治療すべきとしています。

 

人生120年時代を誰もが若々しく生きるために

すぐにもできる対処法や、現在開発中の新しい医学療法を用いれば、老化を遅らせ、食い止め、あるいは逆転させるのも夢ではありません。それもただの寿命ではなく健康寿命が延び、病気や体の不自由に苦しむことなく楽しみが持てるといいます。

誰もが人生120年時代を若々しく生きられる、そんな期待が高まります。医療費の削減にもつながるでしょう。実現のため、まずは以下を参考に、体に良くないことは控え長寿遺伝子を働かせることが大切です。

①タバコや放射線、有害物質は避けましょう。食事は野菜や豆類、全粒の穀物を多く摂り、肉や乳製品、砂糖は控えましょう。加工した赤身肉(牛、豚、羊)は特にNG。ソーセージやハム等は美味しくても恐ろしく発がん性が高いです。これらを出発点とし、②~⑤のような長寿遺伝子(元気遺伝子でもある)のプログラムにスイッチが入ることを行いましょう。

②モノが溢れる世界ですが食べる量を減らしましょう。腹7~8分目。栄養失調や飢餓状態はNGです。

③適度な運動で長寿遺伝子を働かせましょう。運動する人ほど染色体の先端部分にあるテロメア(生命の回数券と呼ばれる)が長いといいます。運動で数々の長寿遺伝子がプラスの方向に調節され、そのおかげでテロメアが伸びます。

④さらに長寿遺伝子を働かせるには、寒さや暑さに身をさらすのも1つの有効な手段です。

⑤日本人は塩分を摂り過ぎている傾向があるので控えましょう。塩分の多い食品は生活習慣病の原因となるだけでなく、水分を溜め込んで肌をむくませ、老けた印象を持たせます。

さあ、実行あるのみ。シンクレア教授も言います。「変えられない未来などないのだから。」

参考文献:『 LIFE SPAN 老いなき世界』東洋経済 デビット・A・シンクレア、マシュー・D・ラブラント 著 梶山あゆみ 訳

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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