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2021年09月09日

エイジングケア

免疫力UPには、何を食べるかが重要!

免疫力でウイルスを撃退

新型コロナウイルス(COVID-19)のデルタ株が猛威を振るい、日本国内では、今までにない数の感染者が発生しています。

米国のCDC(疾病対策センター)の内部資料によると、変異ウイルス・デルタ株は、感染力や重症化リスクが、従来のウイルスより高いといいます。

具体的には、従来のウイルスは、1人の患者から1.5~3.5人程度に感染させるのに対し、デルタ株は、5~9.5人程度に感染させる可能性があるとしています。

ところで、日本のマスコミは、外部からのウイルス侵入を防ぐことばかり報道しています。「マスク・手洗い・うがい」「3密を避ける」「人流を抑える」に重きが置かれ、ウイルスが体内に入ってきた時の対策は報道されません。

勿論、体内にウイルスを侵入させないことは大切です。しかし、万一侵入した場合の対策も必要なのです。それには、体の内側から自らの持つ免疫力を高め、ウイルスを撃退することが重要です。

同じ環境化でも、感染する人としない人がいます。その違いは、その人の持つ免疫力に大きく影響されるのではないでしょうか?

それでは、今年6月に開催された、日本抗加齢医学会での発表内容から、免疫力が上がり、新型コロナウイルス対策にも有効な食事についてご紹介します。

 

ビタミンDと亜鉛で免疫力アップ

一つは、過去に当コラムでもご紹介しましたが、「ビタミンD」の血中濃度が高い人は、新型コロナの感染率が低いというものです。ビタミンDを積極的に摂りましょう。多く含む代表的食品には、シャケの切り身があります。

もう一つは、「亜鉛」の血中濃度が高い人は、同じく新型コロナに感染する率が低く、重症化しづらい、というものです。亜鉛不足は、味覚障害を引き起こす(新型コロナに感染すると味覚障害を訴える人が多い)ことで知られています。

WHO(世界保健機関)は、亜鉛を免疫機能に必須なミネラルとしています。亜鉛を多く含む食品にはカキなどの貝類があります。

以上のことから、今どきの献立に「シャケの切り身」、「貝類」を加えることをお勧めします。ちなみに、私が長年研究を行っている露地栽培アガリクスKA21は、ビタミンDと亜鉛を共に多く含みます。

その他、暴飲・暴食は免疫力を引き下げますので避けて頂き、バランスの良い食事を基本に食生活を整えましょう。

体の内側からウイルスに負けない免疫力を付け、このご時世を乗り越えましょう!

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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