若返りを目指す「継続」の秘訣

老化の速度には差がある

誰にでも訪れる老化。それを遅らせることができるという、かつての夢物語が現実のものになろうとしています。

近年、人工知能の発達によって画像診断の精度が上がり、老化を計測することが可能になりました。それによってアンチエイジング（抗加齢）領域の研究が世界で急速に進んでいます。

戸籍年齢が同じでも、若く見える人と老けて見える人がいます。例えば、一卵性双生児は同じDNAを持っていますが、年を取るにつれて顔つきなどが変わってきます。これは、遺伝的背景が同じでも、生活スタイルや行動パターンの違いで、老化の速度に差が生じることを表しています。

老化には「運動」「栄養」「精神（睡眠）」などが大きく影響します。

「自分にあった適度な運動をする」「偏食を避けバランス良く栄養素を摂る」「十分な睡眠で脳を休める」、これらにシッカリ気を配りコントロールすることが、老化を遠ざけることにつながるのです。

トキメク目標を書いて掲げることが継続の秘訣

このような話を聞くと、多くの人が「よし、私もやってみよう！」と挑戦を決意し、実行に移しますが、長続きできないのが実情です。いわゆる三日坊主です。

継続することをできるかできないかは、成功の大きな分かれ目になります。そこで、継続の秘訣をお話しします。

目標を持っているか、いないかということが、 10年後の生活状況に与える影響を調べた実験データ（ハーバード大学）を、ある時、目にしました。

5年後、10年後の目標が明確でそれを紙に書き出している人は、目標の無い人に比べて、圧倒的な達成度でした。

例えば、大リーガー・エンジェルスの大谷選手が華々しい活躍をしていますが、彼も目標を細かく明確に紙に書き出しているそうです。昨シーズンはMVPに輝きました。

皆さんにもこれをお薦めします。老化を遅らせる、いや、もう一歩進めて若返りを目指すには、「自身の心にトキメク目標を持ち、紙に書き、毎日目にするところに掲げる」ことを行ってみましょう。

目標がトキメク内容であるほど、運動や食事などに気を配れ、自身をコントロールし、継続する力がついてくるでしょう。その先には若々しい貴方が待っています。

参考資料：日本抗加齢医学会ホームページ