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2024年05月16日

ヘアケア

髪を構成する成分から考える食事

髪を構成する成分

髪の毛はどんな栄養素で出来ているのでしょうか?

私たちの髪の毛は、大部分がケラチンタンパクと呼ばれるアミノ酸が多数つながったタンパク質から出来ていて、そのケラチンは具体的には18種類のアミノ酸からできています。

その内訳は、私たちの体内で作り出すことができないため、食事から摂取する必要のある必須アミノ酸9種類(リジン、ヒスチジン、フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、バリン、スレオニン、トリプトファン)と非必須アミノ酸9種類の18種類です。

必須アミノ酸は、髪はもちろん体をつくる働きがあり、一つでも不足してしまうと健康な髪や体は維持することができなくなります。

下記に桶のイラストを載せましたが、これは栄養素の使われ方を表現したものです。例えば必須アミノ酸の摂取量が1種類でも少ないと、他のアミノ酸もその少ない量の分しか利用されません。これを桶の原理と言います。

元気な髪を育てるには必須アミノ酸9種類をはじめとした幅広い栄養素をしっかり摂る必要があるのです。偏食はいけません。

                    ▲桶の原理

 

上質なアミノ酸を含む食材を幅広く摂ろう

なお、肉や魚、卵や乳製品には上質なたんぱく質(アミノ酸)が含まれます。このような食材を活用して必須アミノ酸を含む幅広い栄養素を満遍なく摂って欲しいものです。

毎日欠かさず忘れずに摂るには、サプリメントの活用も良いでしょう。ちなみにアガリクスKA21(通称キング・アガリクス)は、アミノ酸18種類、特異な形のβ-グルカン、不足しがちな食物繊維、ビタミン9種類、ミネラル10種類などが含まれる、優れた栄養素材です。

東洋医学では、髪の毛のことを「血余:けつよ」といいます。髪は血(けつ=血と栄養成分)が余ってできたものと考えており、血が不足すると髪の毛が細くなり抜け毛が増えると言います。

健康で美しい髪を育てるためには、体の必要なところ全てに使われた上でも余るくらいの栄養を摂ることが必要、とも言えるでしょう。

 ▲アガリクスKA21

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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