髪のお悩みと性格の関係って？

3月9日は「サン（3）キュー（9）」と読む語呂合わせから、「ありがとうを届ける日」なんだそうです。

家族にはいつもお世話になっているのに、照れ臭さから感謝の言葉を伝えきれていない気が…。せめてこの日はしっかりと届けたいものです。みなさまが大切な人と素敵な一日を過ごせますように！

さて今回は、「髪のお悩みと性格の関係」についてお話しさせていただきます。

抜け毛や薄毛になりやすい性格はある？

あるドクターは、髪のお悩みと性格の関係について興味深い話をしています。

抜け毛や薄毛などになりやすい性格が「ある」とはいえないが、患者さんたちと接していると、「ある傾向」をなんとなく感じているといいます。

当てはまるという方は、今回お話しする対策をお役立ていただければ幸いです。

ストレスを溜めやすい2つのタイプ

そのドクターのいう性格の「ある傾向」とは、ストレスを溜めやすい2つのタイプと重なるといいます。

その一つは「完璧主義タイプ」です。

完璧を求める傾向が強いため、以前と比べて抜け毛が多くなったり、ボリュームダウンしたりという変化に対して、必要以上に悩んでしまうといいます。

もう一つは「過剰適応タイプ」です。

断ることが苦手なタイプで、まわりに気を遣いすぎて自分を押し殺してしまい、ストレスをためこみがちです。

全くは当てはまらなくても、そんなときもあるかもしれない、という方は意外と多いかもしれません。

ストレスと髪の毛

ストレスと髪の毛の関係について改めてお話しします。ストレスの存在だけが原因で、髪の毛の状態が悪くなるとは言い切れません。しかし、悪化を誘発する要素にはなりえます。

ストレスは、ホルモン分泌の乱れや血流の低下といった悪影響を体に引き起こします。髪の毛の成長はホルモン分泌や血流と密接に関わっているため、そこに何か問題が生じると、髪の状態も悪くなってきてしまうのです。

そのためなるべくストレスを溜め込まずに、解消したり、うまく付き合ったりしていくことが、体だけでなく髪にもとても大切。

前述の二つのタイプのようにストレスが溜まりやすいと感じる方は特に、意識してストレスケアを行いましょう。次にそのヒントをお伝えします。

何事も8割できれば十分！

100％完璧にやりとげたい、しっかり期待に応えたいという思いで常に行動していると、だんだんと自分を消耗し、ストレスを溜めてしまいかねません。無理をし続けていると、体まで壊し、一大事となってしまうことも考えられます。

そうならないためには、「何事も8割できれば十分」という考えを持って行動してみましょう。

自分のキャパシティが8割くらいのところまできたら、思い切って限界のサインを周りに示してみてください。2割くらいの余裕を残して息抜きをした方が、結果として物事がスムーズに進んでいくこともあるでしょう。

ひとりで悩まない、頼ってもいいという気持ちを持つ

悩みやストレスを自分ひとりだけで抱え込んでいると、周りが見えなくなり、よくない方向に向かってしまうこともあります。信頼できる人や気の置けない人に話して、客観的な意見をもらってみましょう。誰かに話すだけでも気分がすっきりするものです。

また、すべて自分だけで何とかしよう、というより、時には頼っていもいいという気持ちを持ってみましょう。家事や仕事、育児、介護…現代の女性はやるべきことに追われて、ストレスを抱えている方が多い傾向にあります。

頼れる人がいない場合でも、外部のサービスや便利家電などを利用する手もあります。自分の余裕を確保するためなら、我慢や遠慮はせずに頼ってしまいましょう。

自分だけの時間を作ってリフレッシュ

毎日忙しく過ごしている方は、自分のためだけの、リフレッシュする時間を少しでも作りましょう。やはり楽しみがないことには、気持ちが晴れなかったり、頑張る気力も続かなかったりしてしまいます。

そんな時間がどうしても取れないという方は、やるべきことを時短することができないか、一度考えてみてください。前述のように外部のサービスや便利家電に頼ったり、断捨離して片付けや管理の手間を減らしたりして、うまく時間を捻出してみましょう。

加齢変化を念頭に置いて美髪ケア

私たちの体は、年齢を重ねるにつれてどうしても逆らえない加齢変化が起こります。髪の毛も同様で、20代、30代のときと同じ状態を保つことは難しくなります。

若い頃とまったく同じとはいえなくても、できる限りのところまで改善させて、加齢変化のスピードを遅らせることは可能です。そのことを念頭に置き、健康的な美髪を育むことを目標にして、必要以上にストレスを溜めないようにしましょう。

皆様が心の面でも健やかにお過ごしいただき、笑顔も髪も輝かせていただけることを心より願っております。

参考文献：『髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている』学研プラス　浜中聡子 著、 『女子のための髪育レッスン』辰巳出版　浜中聡子 監修