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2022年05月12日

ヘアケア

夏の大敵!髪の紫外線対策をお忘れなく

食品や日用品などの値上げが続きますね。対策として、お菓子などの嗜好品を最低限に抑えてみています。嗜好品の摂り過ぎは体や髪にも良くない、と思えば、意外と買い控えができていますよ。栄養のあるものをしっかり食べることは、こんな時でも抜かりなく行いたいですね。

さて今回は、「髪の紫外線対策」についてお話しさせていただきます。

 

実は一番紫外線が降り注いでいる

寒さも和らぎ、日差しの強さが気になる時期となってまいりました。お肌はしっかりと対策している方が多いと思いますが、髪はどうでしょうか?お肌と同じく、髪も紫外線のダメージを受けますので、美髪のためには対策が必須です。

意識しないと気づかないものですが、実は体の中で一番紫外線を浴びているのは、髪の分け目。一説には、顔の2倍以上もの紫外線を浴びているとも言われていますよ。5~8月は紫外線量が特に多い時期ですので、しっかり対策を行いましょう。

 

紫外線の髪への影響って?

紫外線が髪にどのような影響を及ぼすのかをご説明します。

髪の成分の8~9割は、たんぱく質でできています。そしてその大部分は、「ケラチン」というたんぱく質の一種で占められています。

ケラチンは色々なアミノ酸が合体してできています。しかし、髪に紫外線が当たると紫外線が吸収されて、髪を構成しているアミノ酸を酸化し、別の物質に変化させてしまいます。それにより、髪を構成するケラチンがダメージを受けてしまうのです。

また、ケラチンの中に最も多く含まれる「シスチン」というアミノ酸がありますが、このシスチンの結合によって、しなやかで強度のある髪がつくられています。しかし紫外線による酸化は、このシスチン結合を分解してしまいます。

その結果、髪表面のキューティクルが剥がれ落ちて、枝毛や切れ毛につながってしまうのです。

その他にも紫外線は、黒髪の黒色を作り出す「メラニン」も分解してしまいます。日焼けしてしまった髪の毛が、赤茶けて退色したように見えるのは、このためなのです。

 

曇りの日でもしっかり対策

以上のように、紫外線は髪に多大な影響を与えますので、紫外線から守る対策が必要なのです。

実は、曇りの日でも油断は禁物。なんと紫外線は、曇りでも快晴の約6割、薄曇りの時は約8~9割もの量が地上に降り注いでいるそうです。これは対策が欠かせませんね。

次に対策についてお話しします。

 

帽子や日傘による対策が基本

基本は、帽子や日傘による対策です。髪や頭皮に大量の紫外線が当たらないように防ぎましょう。

帽子の使い方には少し注意すると良いでしょう。帽子を被ることで頭皮が蒸れてしまうと、常在菌が繁殖して、頭皮トラブルの原因になることもあります。

帽子の素材は、木綿や麦わらのものなど、通気性のいいものを選ぶと良いでしょう。

頭皮が蒸れないようするには、被りっぱなしを避けましょう。外では必ず被り、室内では必ず取る、という習慣をつけて、紫外線対策をしながら蒸れも予防してください。帽子を清潔に保つことも忘れないようにしましょう。

 

日焼け止めスプレーの活用

最近では、髪や頭皮用の日焼け止めスプレーが販売されていますので、それらの利用もおすすめです。髪や頭皮もUV(紫外線)カットすることができます。顔や体にも使えるものが多いようです。ドラッグストア等で気軽に入手することができますよ。

野外でのレジャーなど、強い日差しの中で一日中過ごすときなどにぜひ活用してください。

ただし、つけてそのままにはしないでください。肌用の日焼け止めと同じく、一日の終わりには必ずしっかりと洗い流しましょう。そのままにしておくと、汚れと同じになってしまいます。

 

日焼けをしてしまったら

万が一、日に焼けてしまった場合には、頭皮を冷たいタオルなどで冷やしてクールダウンさせましょう。頭皮のダメージを内側からケアする意味で、抗酸化力の高い緑黄色野菜やフルーツなどを摂るのもオススメです。

 

海やプールではプラスの対策を

海やプールに入ると髪がゴワついてしまいますよね。紫外線の他にもダメージの原因がある過酷な場ともいえますので、併せて対策をお話しします。

髪の毛は弱酸性のため、アルカリ性の環境では表面のキューティクルが開いてしまう性質を持っています。海水は弱アルカリ性のため、長く海水に浸かった髪はキューティクルが開いて傷つきやすくなります。そこへ紫外線の影響が加わるため、髪が大きなダメージを受けてしまうのです。

また、プールに入っている塩素は髪の酸化を引き起こし、髪のコンディションを悪くしてしまいます。習慣的にプールを使う人は髪が脱色する傾向が知られていますが、これも酸化によるダメージの一つです。

海やプールから上がったら、髪が乾く前に真水でしっかり洗い流しましょう。ヘアマスクやトリートメントで十分に保湿・補修も行うとよいでしょう。

参考文献:『髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている』学研プラス 浜中聡子 著、『女っぽさを作る美髪ケアの基本』幻冬舎 田所幸子 著

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美ルート・オンラインショップのスタッフです。

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