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2017年11月27日

ヘアケア

女性の前頭部の髪が細いのはなぜ?

女性の前頭部の髪が細いのは、びまん性脱毛症の可能性があります


女性の前頭部の髪が徐々に細くなり、ボリュームダウンが見られるのは、びまん性脱毛症の可能性が考えられます。

女性男性型脱毛症(FAGA)とも呼ばれ、女性の体内の男性ホルモン、テストステロンが5αリダクターゼという酵素の作用で、強力なジビドロテストステロンというホルモンに変化してしまいます。

ジストステロンが髪を作る毛母細胞に入り込むと、細胞の代謝を妨げ、ヘアサイクルを遅らせるため発毛しても細い髪しか育たなくなってしまうのです。

女性は加齢などが原因で女性ホルモンが減少するとびまん性脱毛症にかかりやすくなります

女性のびまん性脱毛症は、髪は頭頂部を中心に側頭部や前頭部に向かって徐々に細く、全体的に薄くなる傾向にあります。

少しずつ進行するので、地肌が見える程になってから気づくという女性も少なくありません。

びまん性脱毛症は、加齢による女性ホルモンの分泌量の減少もその原因の一つと考えられています。

通常女性の体内には、髪の生成を促す作用がある女性ホルモン、エストロゲンが分泌され、ハリやコシのある丈夫な髪作りをサポートしています。

しかし、エストロゲンは加齢と共に、大体30代後半から40代にかけて急激に分泌量が低下し、髪の成長に影響が出始めます。

さらに、女性の体内に存在している男性ホルモン、テストステロンが優位になるため、びまん性脱毛症を発症しやすくなるというわけです。

また、睡眠不足や強いストレスを長期間受けていたり、無理なダイエットなどの生活習慣の乱れにより、女性ホルモンバランスが崩れることも要因として考えられます。

前頭部の髪が細くなるびまん性脱毛症対策には、生活習慣の改善などが必要です


前頭部の細くなった髪を太くするには、日頃の髪や頭皮に良くない生活を改めることが大事です。

睡眠中は、髪の成長にも深く関わるホルモンの分泌量が多くなります。

特に午後10時から午前2時まで分泌が盛んになるため、しっかり眠れるような生活スタイルを目指しましょう。

さらに強いストレスを長期間受け続けると、ホルモンバランスが乱れたり、自律神経のバランスが崩れて血管収縮がおこり、血流が滞ったりしてしまいます。

お風呂にゆっくり入ったり、音楽を聴いたりするなど自分なりの気分転換を図るようにしてストレスを溜めこまないようにしましょう。

また、適度な運動も血流をスムーズにしてくれるので、軽いウォーキングやヨガなどから始めてみましょう。

そして紫外線も髪を作る毛母細胞を破壊し、前頭部の薄毛を助長させる可能性があるため、冬でも外出時は帽子をかぶるなどして頭皮の紫外線対策を行うことが大事です。

食生活においても、無理なダイエットは髪に必要な栄養が不足しやすく、脂肪や糖分の多いものの摂りすぎも皮脂の過剰分泌を招き発毛環境の悪化につながります。

髪の原料となるタンパク質をはじめ、髪の生成を助ける亜鉛やヨウ素などのミネラル、ビタミン類などをバランスよく摂るようにしましょう。

毛根に負担をかけるヘアスタイルなども、前頭部の髪を細くする要因となります

女性の前頭部の髪が細くなってしまうのは、髪を引っ張ったり、頭皮に負担をかけたりする普段のヘアスタイルが原因となる場合もあります。

ポニーテールやお団子ヘアなど、髪をきつく引っ張ってしっかり束ねるヘアスタイルは、毛根にかなり強い力がかかります。

毛母細胞がダメージを受けるため、発毛や髪の成長の妨げとなります。

また、分け目がいつも同じ場所であるのも、髪の重みが常に同じ場所にかかるので前頭部の髪が細く、薄くなる原因の一つとされています。

自分の毎日のヘアスタイルを見直して、毎日髪を結ぶのはやめて下ろしたり、結ぶ際はできるだけ緩くしたりしましょう。

また、分け目も時々は変え、ブラッシングの際もいきなり根本からとかすのではなく、毛先から徐々に絡まりをほどきながら毛根を労わるように行いましょう。

使うブラシは、値段は少し高いですが、毛先の柔らかい豚毛などの獣毛ブラシがおすすめです。

そしてヘアアイロンを使用する際に髪を強く引っ張ったりすることや、エクステの頻繁な使用も、毛根にかなりの負荷がかかってしまうため、使用頻度にも注意しましょう。

(まとめ)女性の前頭部の髪が細いのはなぜ?

1.女性の前頭部の髪が細いのは、びまん性脱毛症の可能性があります

女性の前頭部の髪が細いのは、男性ホルモンの作用によるびまん性脱毛症の可能性があります。

男性ホルモンが酵素と結びつき、より強力な男性ホルモンができてヘアサイクルを遅らせてしまうと考えられています。。

2.女性は加齢などが原因で女性ホルモンが減少するとびまん性脱毛症にかかりやすくなります

女性は加齢と共に、髪の成長に関わる女性ホルモンの分泌量が減ってしまい、男性ホルモンが優位になることがあるため、びまん性脱毛症を引き起こすと言われています。

他にも睡眠不足やストレスなども、ホルモンバランスを崩す原因となります。

3.前頭部の髪が細くなるびまん性脱毛症対策には、生活習慣の改善などが必要です

前頭部の細い髪を丈夫にするには、睡眠を十分にとり、ストレスを溜めないなど生活を見直すことが大事です。

また、髪の成長に良いとされるタンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養素もしっかり摂取しましょう。

4.毛根に負担をかけるヘアスタイルなども、前頭部の髪を細くする要因となります

女性の前頭部のボリュームダウンは、継続的に髪を強く引っ張るヘアスタイルを行うことも原因とされています。

時には分け目を変えたり、髪を下ろしたりするなど毛根を休ませるようにしましょう。

サンプライズ

コラム編集部

美ルート公式コラム編集部による記事です。

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