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2023年11月24日

エイジングケア

何を食べるかで未来の自分は変えられる!

今年の日本抗加齢医学会にて、みぞぐちクリニック(東京・八重洲)の溝口徹先生が、MLBで活躍するサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ投手について紹介していました。

 

「今日の身体は、昨日までの食事でできている。」これは彼の考え方だそうです。今回はこの言葉をテーマにお話しします。

 

栄養学を勉強した投手の考え方

ダルビッシュ投手というと、同じくMLBで活躍するエンジェルスの大谷選手と同様に、日本のプロ野球時代には、長身ですがホッソリとした体型だったことは皆さんの記憶に新しいことと思います。

その後、栄養学を勉強し、それに沿って身体を築き上げたダルビッシュ投手は、今や筋肉隆々のがっしりした体型です。栄養学については凄く詳しいそうです。大谷選手もまた同様といいます。

さらに彼の考え方は、ビタミンB群のひとつであるパントテン酸の発見者、また葉酸の名付け親でもあるロジャー・ウィリアムス博士(1893-1988)が著書 『The Wonderful World Within You』で、次のように述べている内容とまさに同様です。

「私たちの体の中には、私たちが食べたもの以外のものから作られるものは何一つ存在しないということは、学問的に真実です。」

 

未来の自分を変えられる食事

これらの言葉は、食生活において栄養学的観点から「何を食べるか?何を食べないか?」と考えることの大切さを端的に伝えています。

ダルビッシュ投手や大谷選手の活躍からは、MLBで通用する理想の身体を目指して栄養学を勉強し、食事をしていることが伝わってきます。

ところが、今の日本人の食生活はどうなっているのでしょうか?

ただ何も考えずに、場合によってはCMに踊らされて食事をしているのではないでしょうか?それでは良い結果には繋がらないでしょう。

近年、日本人の食生活が、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「優れた和食」から、動物性高脂肪食などの欧米型に移行していくにつれ、悪性新生物(ガン)や循環系の疾病が増加しているように思えてなりません。バランスの良い食生活を改めて大切にして欲しいものです。

溝口先生は最後に次のように言っていました。「今日からの食事で、未来の自分を変えることができる!」

「何を食べるか?」ということは、「運動」とともに、アンチエイジングを進める上で大切な車の両輪です。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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