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2018年02月22日

エイジングケア

あなたが口にするもので、家族の人生まで変わる

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今回のテーマは、現在急増している認知症についてです。認知症は、本人も大変な思いをしますが家族も巻き込みます。その悲惨さから、最も親に患ってほしくない、最もなりたくない病気といわれます。

 

認知症は、けっして他人事ではない

厚生労働省の発表では、2012年時点での患者数は約462万人。認知症の前段階とされる、軽度認知障害(MCI)の推定約400万人を合わせると、高齢者の約4人に1人が認知症、あるいはその予備軍ということになります。

さらに、認知症は高齢者だけの病気ではありません。40代、50代の働き盛りでも発症することがあり、その場合は老年性の認知症よりも早く進行し、症状も重くなる傾向があります。

ご自身のためにも、大切なパートナーやご家族のためにも、認知症の予防に努めることは、全ての方にとって例外なく重要なことだと言えるでしょう。

 

毎日、口にしているものが脳を作っている

それでは認知症を予防するにはどうすればよいのでしょうか。それは、口にする食べ物、飲み物の全てを一度見直すことです。

私達が毎日口にする食べ物・飲み物は、髪、骨、筋肉、脂肪、臓器はもちろん、神経細胞や神経伝達物質なども作っています。そのため、粗悪な食事や偏った食事を続けていると、生活習慣病の原因だけでなく、脳の働きが悪くなったりもします。

脳の働きを良くするには、まず脳のエネルギーとなる糖質、神経細胞の原料になるタンパク質と脂肪、神経伝達物質の原料となるアミノ酸を摂る必要があります。そして、これらの働きを円滑にするためには、ビタミン、ミネラル、酵素も必要です。偏った食事は避けなくてはなりません。

おすすめする食材は、魚です。特に、青魚を食べる習慣があれば認知症のリスクは大きく軽減できるといいます。

これは、青魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といったオメガ3系不飽和脂肪酸に、脳神経細胞に良い働きかけをする作用があるからです。さらにDHAには血液をサラサラにする働きがあり、降圧作用や抗血栓作用もあります。

避けるべきは、アルコールの過剰摂取です。アルコールは過剰摂取してしまうと記憶障害や認知症を引き起こす可能性があります。

また、最近英国ケンブリッジ大学の研究チームが、著名な科学誌「ネイチャー」で発表した内容によると、アルコールの摂取は、DNAを損傷してガンのリスクを高めるとのこと。

その他、過剰なエネルギー摂取やヘビースモーキングも控えるべきです。過剰なエネルギー摂取、つまり食べ過ぎは肥満を引き起こしますが、肥満だけで終わりません。肥満により糖尿病が発生し、やがてアルツハイマー病をも発症するリスクが高まります。

何を食べるか、何を食べないかで、私たちの人生の質が大きく左右されます。まだまだ先のことと考えず、今から食生活を見直しましょう。

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。71歳になるが、自称年齢は53歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

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