女性の髪の量には遺伝も関係しているといわれています


子供の顔や肌の色などは、遺伝子を譲り受けて親に似ますが、髪の量も遺伝と関係しているといわれています。

子供が成長する生活環境において、髪質が変化することはあり得ますが、髪の量も両親どちらかが少ないと、子供も少なくなる可能性が高まります。

薄毛遺伝子を引き継いだとしても女性は薄毛になりにくいとされています

薄毛というと男性に多いイメージがありますが、男女とも薄毛の遺伝子を引き継いだとしても、男性の方が薄毛になりやすい傾向があるとされています。

それは、男性ホルモンと女性ホルモンの作用に関係しています。

男性の体内にある男性ホルモン、テストステロンは血液中から頭皮の毛根にある毛乳頭に入り込み、酵素の作用で発毛を妨げる作用のあるジヒドロテストステロンという物質に変わります。

頭皮には、このジヒドロテストステロンに反応する受容体があるのですが、その感度は遺伝によって決まると考えられています。

つまり親から受け継いだ遺伝により、ジヒドロテストステロン受容体の感度が高いと、薄毛になる可能性が高くなるわけです。

女性の体内にも男性ホルモンは存在しているので、ジヒドロテストステロンの影響を受けやすい受容体を受け継いでいれば、当然薄毛になる可能性は高くなります。

しかし、女性の体内には髪を成長させる女性ホルモン、エストロゲンが分泌されています。

そのため、女性で薄毛遺伝子を引き継いでいたとしても、エストロゲンの分泌が活発だと薄毛になりにくいといえます。

薄毛の遺伝は母方の家系の遺伝子に大きく関係しているとされています


男性の方が薄毛になりやすいとされていることから、薄毛は父親からの遺伝だと思われがちです。

しかし実は、母親や母方の家系の遺伝子に関係していることが大学の研究により明らかになりました。

2005年フランスのボン大学研究チームにより、薄毛遺伝子は、母親のX染色体に含まれているという研究内容が発表されたのです。

人の染色体にはXとYの2種類があり、男性はXY、女性はXXというように性別によって親から引き継ぐ染色体が異なります。

男性はXY染色体を持ち、父親からY染色体、母親からX染色体をそれぞれ受け継ぐため、母親が薄毛遺伝子をもっているとその子供である男性も遺伝により薄毛になる可能性が高まります。

一方で、女性はXX染色体であるため、父親からも母親からもX染色体を引き継ぐことになります。

しかし、両親どちらか、もしくは両方のX染色体に薄毛遺伝子が存在していて受け継いだとしても、女性の場合は女性ホルモンの分泌量が多ければ、薄毛を食い止めることができるといわれているのです。

そのため、母親の見た目が薄毛でなくても、例えば母方の祖父が薄毛の場合は、薄毛遺伝子が母親に引き継がれていると考えられるため、その子どもは将来的に薄毛になる可能性が残されているといえます。

女性の髪のボリュームアップには正しいヘアケアと生活習慣の改善が必要です

女性の髪の量は、少なからず遺伝によって決まるとされています。

しかし、女性の髪の量が少なくなったり、ツヤやコシがなくなってしまうのは、普段のヘアケアや生活習慣が大きく関係していることも多いので改善する余地があります。

まず、ヘアケアの仕方などを見直してみましょう。

洗髪は1日1回程度行い、頭皮を強く擦らないようにマッサージしながら優しく洗いましょう。

シャンプーは頭皮への刺激が強すぎないアミノ酸系のものを使い、毛穴の汚れをしっかり落とすことが大切です。

カラーやパーマも頻度を考えて、頭皮や髪にあまり影響が出ないようにしましょう。

また、ブラッシングも健康的な髪を維持するために重要です。

毛先の柔らかい動物の毛のブラシを使うと、頭皮に程よい刺激を与えて血流を促すことができ、また髪の皮脂を万弁なく行き渡らせて潤いやツヤを与えられます。

そして日常生活においては、髪の成長を促す午後10時から午前2時まではしっかり睡眠を取り、適度にストレスを発散して溜め込まないようにしましょう。

食生活も見直して、髪の成長を促すイソフラボンを含む大豆製品や、亜鉛を含む牡蠣や干しエビ、牛乳やアーモンドなどを食べたり、必要であればサプリメントも取り入れてみましょう。

(まとめ)女性の髪の量は、親からの遺伝で決まるの?

1.女性の髪の量には遺伝も関係しているといわれています

女性の髪の量には、親からの遺伝が関係しているとされています。

親の髪の量が少ないと、子供も少なくなってしまう可能性があります。

髪質も遺伝によるとされますが、その後の生活環境で変化する場合もあります。

2.薄毛遺伝子を引き継いだとしても女性は薄毛になりにくいとされています

髪の量における遺伝に関しては、男性も女性も薄毛遺伝子を引き継ぐことはあります。

しかし、女性には髪の生成を促す女性ホルモンが分泌されているので、薄毛遺伝子を持っていても、その働きにより男性に比べると薄毛になりにくいとされてます。

3.薄毛の遺伝は母方の家系の遺伝子に大きく関係しているとされています

フランスの大学の研究チームにより、薄毛の遺伝には母方の家系が大きく関係するとされています。

女性は薄毛遺伝子を持っていたとしても薄毛が発現していない場合があるので、両親ともに薄毛でなくても、母方の祖父が薄毛なら薄毛遺伝子を引き継いでいる可能性があります。

4.女性の髪のボリュームアップには正しいヘアケアと生活習慣の改善が必要です

女性の髪のボリュームアップには、丁寧なブラッシングや髪を労わる洗髪などの正しいヘアケアが必要です。

また、髪の成長が促されるようしっかり睡眠を取り、イソフラボンなどを含む食品を取ったり、サプリメントを活用する事も効果的です。