MENU

2020年12月10日

エイジングケア

油脂で脳の若さをキープ!

SAYA151005388371_TP_V

脳のアンチエイジングと油脂

アンチエイジングに関わる部分は、大きく分けると「見た目」「体力」「脳」の3つで、これら全てで若さを保つことが大切です。例えば、見た目が若々しくても、体力が衰えていたり、認知症の症状が出たりしていては、本当のアンチエイジングとは言えません。

そこで今回は、健康面、アンチエイジング面に、「脳」の機能を中心として大きな影響を及ぼす「油脂」について触れたいと思います。まずは、油脂の力を改めて感じたエピソードをご紹介します。

聖路加国際病院の日野原先生は、105歳まで生きられ、2017年に亡くなられましたが、私は、先生がまだご健在だった2014年にお会いしたことがあります。100歳をとうに過ぎているのに、肌はスベスベで、講演活動もこなしていました。

食生活についてお尋ねしたところ、脳の活性化のため、大好きな魚を刺身で食べ、生魚の油を十分に摂取していることなどを教えて下さいました。

脳の若さをキープし、物忘れや認知症を予防するには、摂取する油脂が大きく影響すると言われています。魚油を中心とした、良質な油脂の摂取を習慣づけていらっしゃった日野原先生は、だからこそ、いつまでも若々しくご活躍されていたのだと思います。

 

オメガ3脂肪酸の摂取習慣をつけよう

油脂について詳しくお話しします。油脂には様々な種類があります。それぞれに異なる特徴を持ち、体に影響を与える、脂肪酸という物質が含まれています。

▼ 脂肪酸の分類

SN2012会長記事表

脂肪酸の中でも、オメガ3脂肪酸(生魚の油や亜麻仁油、えごま油などに含まれる)とオメガ6脂肪酸(ごま油、コーン油などに含まれる)の摂取量が低いと、人の脳によくない影響を及ぼすと言われています。

次のような報告があります。「血漿中のオメガ3脂肪酸が低い成人は、アルツハイマー病などの認識機能障害と認知症のリスクが高くなる」、「必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸)不足の子どもは、読解力が低く、つづりや聴覚記憶を間違えやすい傾向がある」(*)

現代の食生活において、 オメガ6脂肪酸に関しては、十分に摂取できていると言われています。しかし、オメガ3脂肪酸については摂取不足と言われ、意識的に摂ることが必要です。

オメガ3脂肪酸には、1日の摂取目安量があり、1.6g~2.4gとされています。一度に大量に摂取するよりも、毎日こまめに摂取することがお勧めです。

脳の若々しさをキープするためには、油脂を通して、不足しがちなオメガ3脂肪酸を、少量でも毎日摂取する習慣をつけましょう。

*BRAIN-BUILDING NUTRITION, 3rd edition, Micheal a. Schmidt PhD., 2007

 


 

コラム筆者:元井益郎

薬学博士/薬剤師/NR・サプリメントアドバイザー/日本抗加齢医学会認定指導士。

東京薬科大学薬学部卒業。ジェーピーエス製薬株式会社入社・退社後、サンプライズ株式会社設立。東京大学や慶應義塾大学など、国内の著名な大学機関と抗加齢に関する共同研究を行い、研究結果をもとにサンプライズ製品の開発を行う。

趣味は山登りとマラソン。74歳になるが、自称年齢は50歳。2017年6月、デナリ(マッキンリー)に登頂成功。好きな言葉は、「過去は変えられないが、未来は変えられる」。

元井 益郎

薬学博士/社長

1分も走れないペンギン歩きから、世界7大陸最高峰を目指す70代に。

\ この記事をシェア /